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TASSEL Inc. は、2012年に米国で設立された公的慈善団体です。(https://www.tasselcambodia.org)

2013年に日本でも活動を開始し、貧困に苦しむカンボジアの農村部の人々に将来的自立を促すべくビデオ会議で無料の英語クラスを提供しているほか、収入を得る能力が限られた貧困家庭に食糧援助、医療アクセス、その他の支援サービスを提供しています。

 

活動しているボランティアは学生を中心に米国、英国、日本、韓国、中国、シンガポール、に広がっています。

 

この度日本での活動をより充実させるために、NPO法人TASSEL Japanを

設立いたしました。

    特定非営利活動法人 TASSEL Japan 

​   法人番号:3040005021282

創設者​ Joji Tatsugi          

 ​        日本の皆様へ 

2021/09/10

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私がカンボジアの農村部に移り住みTASSELを立ち上げてから来年で10年になります。カンボジアでは一部の地域とセクターが急速に発展しましたが、国際通貨基金(IMF)によると2021年のカンボジアの国民1人当たりの国内総生産(GDP)は213ヵ国中172位と、日本の4%にとどまっています。人口の70%以上が暮らす農村部では、多くの人々が今なお食料、クリーンな水、医療、質の高い教育などを必要としています。

 

私は10年間にわたり世界中で2000人以上のボランティアと力を合わせてきましたが、なかでも日本からは500人のボランティアに支えられてきました。日本在住のボランティアは当初からTASSELの活動にひたむきに取り組み、強い責任感と組織力、思いやりの精神を発揮してきました。全員が高校でボランティアを始め、多くの学生が世界有数の大学に進学し、大学在学中や社会人になってからもボランティアを続けています。日本の素晴らしい学生ボランティアの陰には、常に同情心あふれる保護者の方々の強力なサポートがありました。

 

カンボジアへの支援を拡大しようと、新型コロナウイルスの感染拡大の最中に、保護者の方々がさらに一歩
踏み込んで初の国際NPOとなるTASSEL Japanを設立したことに感謝の気持ちでいっぱいです。

TASSEL Japanの設立メンバーの方々、そしてメンバーとともにカンボジアの人々に必要な支援をしてくださる皆様には、いくら感謝しても感謝しきれません。カンボジアの人々は多くの苦しみを味わってきました。できる支援をすることこそ、持てる者の責任です。日本で一人でも多くの方がTASSEL Japanに加わってカンボジア人を支援し、困っている人に手を差し伸べる模範的な組織となることを願ってやみません。

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​カンボジアの現状

1970年代、カンボジアは過激な共産主義を掲げるクメール・ルージュの支配の下、医師や教師などの知識層の90%が虐殺されました。それから50年近く経った現在でもカンボジア語で書かれた高等教育の文献は存在せず、高等教育は英語の文献に頼っています。都市部では英語教育が行われている反面、人口の80%が暮らす農村部では英語教育が行われていません。貧困の連鎖から脱する鍵を握る高等教育を受けるには英語の理解が不可欠なことからTasselでは英語を母語とするボランティアの協力を得て、貧しい農村部に暮らす子供達にオンラインで無料で英語を教え、カンボジア人への英語教育支援を行なっています。

クメール・ルージュ時代の悪夢はカンボジア社会に深い傷跡を残しました。カンボジアは近隣諸国と比べて、うつ病、PTSD
(外傷後ストレス障害)自殺者などが多く特に貧しい農村部では家庭内に稼ぎ手がいなかったり、親に養育を放棄された子供も少なくありません。その為、TASSEL​では英語教育に加え、食糧支援、医療支援、その他の支援を行なっています。

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